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ゲストハウスの住人、リーンくんに会う!
ゲストハウス国際交流協会は2004年4月よりフォスターペアレントに参加し、リーン君一家とその近隣の人たちへの援助をしていたのですが、2005年3月、ゲストハウス国際交流協会の元住人のさち@元大山が協会の人間として始めてリーン君に会いに行きました!!
その体験記をここに記します。
リートくんレポート by さち
カンボジアにしばらく滞在する機会ができたので、ゲストハウス国際交流協会が応援しているリートくんに是非会ってみたいと思った。私が彼に送ったお金は、トータルで500円ぐらいで、会いに行くのもかえって申し訳ない気もしたけど、せっかくのチャンスだし、と思ってゲストハウス国際交流協会のせいじさんにお願いした。で、せいじさんがフォスターペアレント事務所に連絡をとってくれ、訪問できることとなった。
私が滞在していた場所は、プノンペン。リートくんの住まいはシェムリアップ。シェムリは、アンコールワットがある町で、一度だけ訪れたことがある。プノンペンとシェムリは、バスで片道6−7時間、$4ほど。 私がカンボジアに行ったのは、日本語学校のボランティアだったので、そこの学生も一緒に行ければ良かったのだが、シェムリへの旅行は普通のカンボジア人には贅沢なこと。アンコールワットを見るのは、学生たちの憧れである。
そんなわけで、一人で行くことにした。カンボジア国内を一人で旅行するのは初めて。 ちょっとドキドキしていたけれど、シェムリについたら、シェムリの友達が想像していた以上に面倒を見てくれ、何も困ることはなかった。
そして、ゲストハウス国際交流協会がサポートしているリートくん訪問当日。私が訪問希望日を何回か変えたからか、フォスターペアレント事務所側は私の訪問日を違う日だと思っていたらしい。その日は他のサポーターの予約が入っていたため、私の訪問はとにかく手短に!という感じで出発した。
リートくんの家に向かう途中、アンコール遺跡群の一部を通過した。道もだんだん凸凹が激しくなっていく。林が増えていく。そして、リートくんの家に到着。正直、パッと見て貧しさを感じた。これまで、何回かカンボジア人の家を訪れる機会があったのだが、それらの家と比較して、あきらかに粗末(失礼な表現だが)だったのだ。以前、友達から「貧しい人は、やしの葉で家を作る」と聞いたことがあった。リートくんの家はまさにそれだった。
事務所スタッフが、リートくんのお母さんを紹介してくれた。その時、お母さんが「オークンチュラン」(どうもありがとう)と言いながら、指先を額の辺りまであげて手を合わせた。カンボジアの挨拶では、手を合わせる習慣がある。ただ、その手を合わせる高さは、相手との関係で決まる。ちょっとあやふやな記憶だが、最敬意を表す王様、僧侶に対して一番手を高く上げて手を合わせる。以下、両親、先生、年上の順で手が高い。お母さんは、私に対してその最敬意の挨拶をしたのだ。それを見て、私はなんだか泣きそうになった。たかが25歳で500円送っただけで、サポーターだと言って訪れて、まるで恩を売っているみたいだ、、、と思った。あの手の合わせ方は、私がもらっちゃいけないと思った。
でもだからと言って帰るわけにも行かない。肝心のリートくんを探した。近所の子供が15人ほど集まっていて、誰がリートくんか分からない。すると、スタッフに連れられてリートくんがやってきた。12歳だと聞いていたが、8歳ほどの体つきに見える。このことは、リートくんに限ったことではなく、カンボジア人一般に言える。やはり、経済的な理由で、いつでもお腹いっぱいごはんが食べられるという訳ではないのだ。「子供の頃は、いつになったら肉をいっぱい食べられるかなーと思っていた。」「川にもぐって魚を探したけど獲れなくて、明日から何を食べようか考えながら星を眺めていた。」そんな話を友人から聞いたことがある。そんな状態だから、栄養状態が良くなく、カンボジア人は総じて小柄である。
さて次に、ゲストハウス国際交流協会のスタッフであるせいじさんやよしきよさんから託されたプレゼントを渡した。ハーフパンツやおもちゃ、せいじ一家の写真を渡した。リートくんも行儀良く、「オークンチュラン」と手を合わせてくれた。「ハーフパンツをはいてみせて」とお願いすると、着替えてきて、恥ずかしそうに見せてくれた。
私からもほんの気持ちってことで、ご近所の子供に鉛筆と飴を配った。以前、プノンペンの孤児院に行った際におりがみを持っていったことがある。軽い気持ちで日本の文化を披露しようと(安易でしょ!?)持っていったのだが、子供たちがおりがみを欲しがって、みんな我先にと手を出し、大混乱になったことがある。またあの悪夢が始まったらどうしよう、、、と心配したのだが、何てことはない。みんな順番を守って、もらった後は例の「オークンチュラン」&合掌であった。おそらく、リートくんのご近所にやってきた外国人は、私が初めてだろう。しょっちゅうボランティアが来るようなところは、現地の人も「ボランティアされ慣れる」と聞く。リートくんたちは、その逆だろう。
スタッフを介して、リートくんのお母さんとお話してみた。それをまとめると、リート家の状態は以下のとおり。
家族構成 母、リートくん、下の兄弟が2人
お母さんの仕事 木や米を売る
1日の収入 多いときで、2000〜3000リエル(60〜90円)
※ 私のプノンペンでの1日の食費は、4000リエル(120円)
現地の人と同レベルの食事。
水 水道はなく、井戸の水をおけに溜めて使用
電気 なし
この話をきいて、ゲストハウス国際交流協会からのお金がダイレクトに役立っているんだろうなあと思った。私はカンボジアの日本語学校でボランティアをするにあたり、現地人の自立を第一に考えていた。日本語という知識をもとに、就職につなげ、自立できれば良いと考えていた。時々、学生に現金をあげる日本人ボランティアもいて、葛藤しながらも、現金をあげることは避けてきた。
でも、この考えはボランティア一般論じゃないと、今更ながら気づかされた。リートくん一家に知識を身につけ、、、云々言っている場合じゃない。その日のごはんをどうにかしなければいけないし、学校のお金も払わなければいけない。持続できるボランティアでなければ、現地の人の生活ペースを乱すだけだとも言われるが、悲しいことだけど、これから先しばらくは(ずっとかな)、地球上に経済格差はある。だったら、お金がある人は、ない人にあげれば良い。すごく簡単なことだけど、そのお金の使われ方を目の当たりにして痛感した。
カンボジアには割り勘の習慣がない。誘った人や、お金がある人がみんなの分を払うのが当たり前。払ってもらっても、「ありがとう」なんて言わない。日本人にとっては、お礼も言わないのかと失礼な振る舞いだが、いちいち「ありがとう」と言っていると、面倒くさい奴だと思われる。ある人が、ない人の分も払うのが当たり前だから。こんな風にシンプルに考えれば良いんだろうな、と思う。ボランティアとか、あげるとかじゃなくて。
そんなことを考えているうちに、お別れの時間となった。本当つかの間だったけど、会えて良かった。今日もリートくんたちは、カンボジアの空の下で生きているんだなあ。。。
リーン君からゲストハウス国際交流協会への手紙が届きました!
さちがこのレポートを書いてくれたころ、リーン君から手紙がゲストハウス国際交流協会に届きました。
残念ながら言葉が読めない私たちには花の絵ということしか分からなかったけど、さちが行ってから届いたということはリーン君もきっと色んな思いでこれを書いてくれたんだなって思います。
実際にゲストハウス国際交流協会の人間としていつかはリーン君一家に会いに行きたいとは思ってるのですが、今回さちが会ってきてくれたことはゲストハウス国際交流協会のスタッフである私たちにとっても色々と考えさせられました。
さち、本当にありがとうね!
さて、このフォスターペアレント活動をはじめて1年が経過しましたが、ゲストハウス国際交流協会の住人の方たちの暖かいサポートも受けてます!一応以下に、今まで100円募金活動に参加してくれた住人の名前を公開します。(他に感謝の方法がないので(汗))
今後ともゲストハウス国際交流協会はフォスターペアレント活動をしっかりと続けていきます!
また、さちのようにリーン君に会いたいと思っている方、ここで100円活動をしてなくても遠慮なくゲストハウス国際交流協会に言ってくださいね。
参加してくれた人:
まる@元武蔵関
あき@元田原町
さち@元大山
あや@元五反野
あぐり@元東砂
つっちー@元東砂

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